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<アサヒコム>2009年12月18日
不動産経済研究所によると、首都圏の11月のマンション発売戸数は前年同月比10.8%増の3648戸で、2カ月ぶりに前年を上回った。新規販売に対する契約率は前年同月比5.6ポイント上がって68.8%。1戸あたりの平均価格は4647万円で、7.4%下がった。
地区別では、東京23区は前年同月比38.9%増と大幅に増えた。23区の平均価格は5156万円で16.4%下がり、割安感が出て人気を集めているという。しかし、神奈川は24.8%減、東京でも23区外は21.6%減で、都心以外は発売戸数の落ち込みが目立った。これまで主に郊外にマンションを供給してきた中小不動産業者の資金繰りが依然として厳しいという。
首都圏のマンション販売戸数が上向いている、というニュースですね。去年の11月比較して1割も増えているということなので、昨年のリーマンショックの影響などを勘案しても大したものだと思います。
新規販売に対する契約率も改善して約7割。これが高いのか低いのかはわかりませんが、ただマンションの粗利率が30%ということはまずないでしょうから、まだ苦しい状況といえるのかもしれません。やはり8割とかを超えてくると、楽になってくるのでしょうね。
一方で平均価格は7.4%も下がっているのですね。やはり購入を考えている人にとっては検討するいいチャンスといえるのかもしれません。
しかし記者が驚いたのはむしろその次の段落に出ている地域差の方ですね。東京23区の販売戸数は前年同月比4割も(!)増えている一方で神奈川は25%減、23区外だと22%減ということでまだまだ販売戸数の減少に歯止めがかかっていません。
今までは「東京一極集中」という表現がなされていましたが、これだと「23区一極集中」ということですね。そしておそらく23区内にも格差があり、なんとなくですが増加しているのは、品川区・港区・中央区・江東区といった「湾岸エリア」と、渋谷・杉並・大田区・世田谷区といった「城西エリア」に集中しているのではないでしょうか?
それがいいかどうかは別にして、「私は街のブランドにはこだわりませんよ」という人には、意外に郊外で広い家を安く買えるチャンスが広がってくるのかもしれませんね。記者なら・・・やはり郊外でも広い家がいいですね。
(編集部)