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一方、2月からの変動型や10年固定型の住宅ローン金利については、三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそなの各行とも据え置く。
たしかに今月からみずほ銀行の20年を超える超長期の金利が下がっていますね。先月から何と0.79%も下がっているということです。
趣旨としては変動金利ばかり売れてなかなか儲からない(?)ので、より利ざやの稼げる長期固定型をてこ入れしたい、とのことのようです。裏返せば今回の「2.85%」でも変動金利型より儲かるということになるのだと思いますが、そうすると1月までの「3.64%」は一体何だったんだ、ということですよね?
0.79%も下げても、まだ十分儲かるということは、通常の利ざやがいかに分厚いか、つまりいかに高い金利で貸しているか、を如実にあらわしていますね。
もちろん銀行といえど営利企業ですから、利益を追求するのは当然ですし、単純比較はできないものの、消費者金融の18%を超える金利からすれば、はるかに良心的といえば良心的です。
しかしながら、銀行の、特にメガバンクの金利ははっきり言って競争が働いていませんよね。しっかりすっかり横並びで、高い金利を提供する仕組が出来上がってしまっています。
もちろん、実はお店の奥ではいろいろな値段交渉が可能なのかもしれませんが、そうだとしても、馬鹿正直に表面金利で借り入れている人が割りを食うわけで釈然としません。
ここはやはり新興系の銀行にしっかりがんばってもらって、住宅ローンでも価格破壊が起こしてほしいものです。もちろん、それには、住宅ローンユーザー、1人1人のコスト意識が重要なのは言うまでもありません。
利息は通常、借入元本の半分近い金額を支払わないといけません。面倒くさがらずに少しでも有利な住宅ローンを選びたいものです。それが、すなわち住宅ローンの価格破壊の第一歩になるわけですね。
当サイトも微力ながら、そういうことの力添えをしたいと思っています。
(編集部)