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最も多かった理由は「住民税からの控除も可能」で、「購入意欲が高まった」(58.4%)とした回答と「実際に購入した」を合わせると61.2%に上った。
以下、「控除率が10年間一律で1%適用になった」が51.1%、「減税対象となる住宅ローン残高が5,000万円に引き上げられた」50.3%、「控除額の合計が最大500万円であること」49.4%、「長期優良住宅には控除額が更に上乗せされること」47.5%と続き、ローン減税拡大がマンション購入を後押しした様子がうかがえる。
同サイトは、住友不動産、大京、東急不動産、東京建物、藤和不動産、野村不動産、三井不動産レジデンシャル、三菱地所の不動産大手8社が新築マンション情報の提供を目的に共同運営している。同調査は、2009年11月30日から12月26日にかけて実施、20歳以上の4,154人の回答を集計した。
記者はよく知りませんでしたが、「メジャーセブン」というマンションのポータルサイトがあるのですね。「主な7つ」という意味も変ですので、メジャーは「ものさし」の意味だったりするのかな?あるいは「カーセブン」の姉妹ブランドかな?と思ってサイトを覗いてみたら、不動産大手8社が共同で運営しているサイトのようですね。大手だから「メジャー」。8社だから「セブン」。オイ!サイト作成時は参加企業が増えることを想定していなかったのでしょうね。残念です・・・。
http://www.major7.net/aboutus/
それから自分のことを「メジャー」って言ってしまうのはどうかと思いますね。臆面もなく言えるのはアメリカ人のみです。何のサイトかもわかりませんしね。マンションデベロッパーのサイトなら「マンションデベロッパーズ」とか「マンデベ」、あるいはずばり「でべ」とかの方がインパクトもあって分かりやすいと思いますが、どうでしょうか?
さて、そんな「メジャーセブン」ですがウェブアンケートを実施したようで、住宅ローン減税によってマンションの購入意欲が高まった人が58.4%で、実際に購入した人を合わせると61.2%のようです。
んん?
ということは実際に購入した人は61.2%−58.4%=2.8%ということですか??それって少なくないですか?
ということで「メジャーセブン」のサイトの方で調べてみました。
http://www.major7.net/contents/trendlabo/research/vol012/
確かに住宅ローン減税について、「住民税からの控除も可能であること」をメリットに考えている人の中で、実際に購入した、という人はやはり2.8%ですね。
調査対象者は各社のインターネット会員ということなので、ほとんどの人が購入検討中、つまりまだ購入されていない方なのかもしれませんが、このあたりはしっかり明記してもらわないと分からないですよね。この結果だけを見れば、マンション購入に対する住宅ローン減税の直接的な効果はわずか3%程度ということになります。
3%のマンション販売を増やすためだけなら、わざわざ大規模な住宅ローン減税を導入する必要はないですよね。
もちろん実際のところ、住宅ローン減税は不動産販売の底上げに貢献しているとは思いますが、どうせなら正確な情報が知りたいですし、中途半端な情報はかえって混乱をまねくと思いますが、どんなものでしょう。
とは言いつつ、こちらのアンケート結果は全般的にはなかなか面白いですね。理想とするマンションのタイプとしては以下が挙げられています。
1位:管理会社が信頼できるマンション
2位:周辺環境が自然に囲まれたマンション
3位:大手建設会社が施工するマンション
4位:大手不動産会社が分譲するマンション
5位:都心部に立地するマンション
うーん、記者はあまりピンとこないですね。あえて言えば4番目でしょうか。大手かどうかは置いておいて、やはり経営が安定している会社であれば、もしもの時にしっかり対応してもらえる安心感がありますね。もしものことがあれば困るわけですが。
管理会社がどうとかあまり考えたことはないですね・・・考えた方がいいのでしょうかね?むむむ。
(編集部)