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2010年4月13日

<毎日jp>

エコポイント制度:住宅関連に熱気、焦点はリフォーム


 一定の省エネ基準を満たした薄型テレビ、冷蔵庫、エアコンを購入するとポイントが付く「エコポイント制度」。09年5月から導入され、当初10年3月末までとされたが、鳩山政権は12月末まで延長し、住宅版エコポイント制度も3月から受け付けが始まった。家電販売店や住宅関連産業は特需に沸いているが、制度終了後の反動を心配する声もあり、冷え切った個人消費を本格回復に導けるかは依然未知数だ。


 ◇住宅関連に熱気、焦点はリフォーム

 千葉県白井市の会社員、原慶雄さん(60)は3月上旬、自宅で三女(25)が使う部屋の窓の内側にもう1枚窓を付け、二重窓にした。北向きで寒く、壁紙がはがれるほどの激しい結露に悩まされていた。窓の改修でも住宅版エコポイントが付くと知り、決断した。

 取り付け費用は約5万円。申請すれば後日、1万2000ポイント(1ポイント=1円相当)をもらえる。原さんは「1時間の工事で、結露も騒音も消えた。他の部屋にも二重窓を取り付けたい」と喜んでいる。

 原さんは昨年、薄型テレビを買い、家電エコポイントを獲得。「ポイントのお得感」が窓の改修を後押しした。ポイントは図書券や商品券などと交換して、必要な時に家計の足しにするつもりだ。

 また、09年12月、新築一戸建ての購入を決めた神奈川県伊勢原市の会社員、山田修宏さん(36)は30万ポイントをもらう予定だ。新居を購入すると、家具を新調したり何かと物入りだ。とりあえず、ポイントでエアコンを購入する計画を立てている。


   ◇


 エコポイント制度では、09年12月8日以降の着工で、10年1月28日以降完成の省エネ住宅(一戸建て)を新築した人は、最大30万ポイントがもらえる。断熱効果が高い窓や床のリフォームでも、最大30万ポイントが受け取れるため、業界はリフォームの売り込みに熱を入れている。

 住宅設備大手のトステムでは、二重窓の2月の販売実績は前年同月比2・5倍に跳ね上がった。営業マンの口説き文句は「まず1カ所」。二重窓の効果とポイントの「うまみ」を実感すれば、多くの人は「別の部屋にも付けたい」と思う。そこに「ポイントが付くいま、2カ所目を」と畳み掛けようというのだ。

 工事費に充てられる独自ポイントを発行して、顧客を囲い込む動きも出ている。積水ハウスは1月から、国の制度対象になる工事と同時に、制度対象外の100万円以上の工事を頼むと、エコポイントと同額の独自ポイントを提供するキャンペーンを始めた。受注は100件超と順調だ。


(中略)


 日本総合研究所は住宅版エコポイントでリフォーム需要が最大3900億円拡大すると試算した。ただ「新築はポイント率が低く効果は限定的。リフォーム需要の押し上げ効果も住宅市場全体では3%程度」(熊谷章太郎氏)しかない。09年度の新設住宅着工戸数は45年ぶりに80万戸割れする見通しで、住宅市場のてこ入れはエコポイントだけでは難しいのが現状だ。

住宅版エコポイントが3月から始まりました。上限金額が30万ポイント=30万円ということで、制度開始当初は記者は、その効果にやや懐疑的でした。

仮に建物の値段が1,000万円として、エコ住宅にしようとするとさらにいくら値段が高くなるかは分かりませんが、仮に1割値段が高くなるのであれば1,100万円となります。30万円ポイントバックされても差し引き70万円負担が増えることになりますし、また建物価格や土地も含めた不動産価格から考えた場合、30万円というのは「誤差の範囲内」ですね。住宅取得者のやる気を出させるには、やはり弱いと思います。

また、すでに住宅取得を決めている人なら、住宅版エコポイントの存在がそうはいっても少しは影響するのかもしれませんが、そもそも検討段階の人や、潜在ニーズでしかない人の購入を後押しするには、金額が少なすぎてほとんど効果がないのではないでしょうか。

家電エコポイントなら薄型テレビなどの場合、1割〜2割引くらいの効果を実感できましたし、4月からの新しいエコポイント制度の対象にならないテレビは、3月はもう本当に叩き売り状態でしたから(半額くらいになっているイメージでした)、さすがに記者も買おうかどうか迷いましたね。家に薄型テレビがあるにも関わらずです。まさに「必要でないけれど理由やキッカケがあれば欲しい」という潜在ニーズをくすぐられたわけですね。

ちなみにエコポイントがそういう「今すぐ必要でないものを買わせる」効果があるのであれば、経済効果としてはすばらしいですが、「エコ」という意味では全くの逆効果ですね(笑)。やはり政治・政策というものは本音(経済効果)と建前(エコ)の両輪で動いているわけです。

一方で住宅版エコポイントの場合はさきほどの例で言えば、1,100万円の建物がポイントバックで30万円引きになっても「2.7%引き」ですから家電エコポイントの足元にも及びません。「27%引き」とまでは言いませんが、起爆剤とするのであれば、やはり1割くらいは建物の値段が安くなるようにしないと弱いというのが記者の考えでした。

しかしそこは商売の知恵があるもので、消費者の「オトク感」をくすぐるような商品パッケージが出てきましたね。

代表的な例が、上記ニュースでも指摘されている通り「二重窓」のリフォーム。取り付け費用が5万円でエコポイントは1万2,000ポイント=1万2,000円。これなら約25%引きになるわけですから、俄然、「今やっておこうかな」という気になりますね。

記者も二重窓の家に住んだことがありますが、結露とか断熱性はあまり実感できませんでしたが、とにかく驚くほど静かで、これはハッキリと実感できます。外側の窓を閉めた時に聞こえてくる騒音が、内側の窓を閉めた途端、ほぼ聞こえなくなります。幹線道路や鉄道が近い家の方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

これまた目的がエコとは関係なくなりますが(笑)。

テレビでも二重窓のCMを見かけますし、それなりに大きなビジネスになるのかもしれませんね。それをキッカケにリフォームに目覚め、キッチンやお風呂なども改修しようという人も出てくるかもしれません。エコにはむしろ逆効果かもしれませんが、経済が活性化され、住みやすくなるのであれば結構なことだと思います。

住宅版エコポイント制度を考えた人が狙っていた経済効果は別のものだったと思いますが、実際に商売している人が、もっと現実的な活用方法を考え出してくるのはそれはそれでいいことだし、自然なことだと思います。

「二重窓」に続く、住宅版エコポイントのパッケージ商品は何になるのでしょうか?なるほど!とうなづけるような「民間の知恵」を、一消費者として期待したいと思います。

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