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工事内容は、内外装や水回り設備、耐震補強工事、防蟻処理など。リフォーム後のアフターメンテナンスや住宅履歴の管理も含まれる。
対象となるのは、延べ床面積20坪以上で、1981年6月1日以降に建築確認を受けて建築された在来工法木造2階建て住宅。
今回はリフォームに関する記事を取り上げたいと思います。少子高齢化が進む中で、長期的に見れば住宅需要は減少してくると思いますが、一方でリフォームの需要は底堅く、場合によっては拡大するかもしれません。というのも親の人数より子どもの人数が減ってくるわけですから、あえて新しい家を購入しなくても、実家をそのまま譲り受ければよい人が増えてきます。
昔はそれは長男だけの特権であり、義務でもあったわけですが、今は誰にでもそのチャンスが出てきているというわけですね。
とは言いながら古い家にそのまま住むのも抵抗があるでしょうし、利便性の問題もあるでしょうから、やはリフォームを検討する方は多いのではないでしょうか。もちろん、単なるリフォームではなく、壁や天井まで取り替え、間取りも変更するようなリノベーションも視野に入るかもしれません。
そんな時に気になるのが費用なわけですが、リフォームというのは建物によって、物件によって値段が異なるでしょうし、また世の中には悪質なリフォーム会社もいるようですからね。やはりその値段の透明性だったり、妥当性を確保するのは結構、難しいかもしれません。
そういうリフォームに関する漠然とした不安を取り除く1つの方法が「定価制」ですね。上記記事によれば、住友林業の子会社である住友林業ホームテック社の例が取り上げられおりますが、坪単価は22.05万円で、40坪の場合は総額882万円ということです。
・・・リフォームの相場はよく分かりませんが、恐らく高い方なのでしょうね。内容によるとは思いますが、1,000万円あれば家が一軒建つことを考えれば約900万円というのは決して安くはありません。が。一方で住友林業の注文住宅の家は、坪単価が60万円を超えると思いますので、単純比較はできませんが新築の1/3という値段は「まぁ、そんなもの」なのかもしれません。
ちなみに住友林業ホームテック社のHPを確認すると「工事価格には、当社が設定した標準の外装・内装・水回り設備に加え、耐震補強工事や防蟻処理などを含む」ということですので結構、本格的ですね。間取り変更はさすがにオプションのようですが、外装・内装・水回りを一新してくれるのであれば、快適に過ごせそうです。
加えて何より経済的ですね。新築物件なら、土地代も含めればやはり数千万円はかかりますからね。リフォーム代だけで済むならはるかに安いですね。
もちろん、家を譲りうけるということはそれ以外の義務も一緒に引き受けることになるので、それなりの覚悟が必要だとは思いますが・・・。
ちなみにリフォームに関する知識はこれから新築の家を購入しようと考えている人にも必要ですね。なぜなら家は当然劣化していき、いつかは本格的にメンテナンスしないといけないからです。10年後はまだ大丈夫かもしれませんが、20年後や30年後には本格的な修繕が必要になってくると考えた方がいいですね。その時に882万円かかるかどうかは分かりませんが、それくらいの費用がかかることも念頭に入れておくべきです。
35年間、住宅ローン返済だけで精一杯というわけにはいきません。余裕をもった資金計画が必要ですね。
(編集部)