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同ローンは、いわゆる「リバースモーゲージ型」の商品。利用者は所有する自宅を担保にその自宅のリフォーム資金を借り入れ、本人の死亡時などに元金を一括返済する仕組み。返済には相続人の手持ち資金または担保物件の売却資金が充てられるが、同銀行では個別事情に応じて対応するという。
60歳以上80歳以下が対象。自己所有で居住中であれば、物件の種類は問わない。融資金額は100万〜1500万円以下で、「リフォーム工事費の100%」「担保評価額の50%」のうちいずれか低い金額。住宅エコポイントの対象となるリフォームなどには、金利優遇プランも用意している。
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経済成長が頭打ちとなり、少子高齢化が進む日本では将来への不安が尽きませんが、中でも最も大きな不安の1つは「老後のお金」ではないでしょうか。
全ての人が十分な金融資産を準備した上でリタイアを迎えられるわけではありませんし、想定外の出費も人生には付き物です。さらには頼みの年金制度もその持続性・継続性が怪しい状況となっております。
そんな「老後の不安」を軽減してくれるかもしれない1つの商品が、「リバースモーゲージ」ですね。リバースモーゲージとは聞きなれない言葉ですが欧米では一般的な住宅ローンで、シニアが自宅を担保にローンを借りて、元金の返済は本人の死亡時にその自宅を売却して充当されます。
要は、死ぬまで自宅に住みながら、その自宅を現金化できるローンと言えます。「家はあるけれど、現預金は心細い」というシニアはそれなりにいるのではないかと思いますので、そういう人は利用を検討してみてもいいと思います。
上記記事では、りそな銀行のリバースモーゲージが紹介されていますが、こちらはリフォームローンですね。自宅を担保にリフォーム資金を借りることができる仕組みですが、家は必ず年数と共に傷んできますし、定期的な修繕や、時には大規模な改修工事が必要です。そういう意味では、リバースモーゲージ型のリフォームローンは一定のニーズがあるのではないでしょうか。
条件としては年齢が60歳以上80歳以下、融資金額は100万〜1500万円以下で、「リフォーム工事費の100%」と「担保評価額の50%」のうちいずれか低い金額まで、ということのようです。リフォーム目的としてはほぼ十分なのではないかと思いますが、一方、銀行からしても担保評価額の50%まで、ということならリスクが比較的低いビジネス、と言えるのかもしれません。元本の回収までに時間がかかるとは言え、物件の価値が半分に減ってしまうことはないのではないでしょうか。
さて気になる金利条件ですが・・・りそな銀行のHPでは確認できませんでした・・・。ただ通常のリフォームローンは変動金利タイプで3〜4%ということですね。うーん、ちょっと高いですかね?実際の優遇金利はもう少し低いのかもしれませんが、リスクが比較的低いローンであるのだとするともっと低金利であってもいいような気がしますね。
いずれにせよこういったタイプの住宅ローンのニーズは今後、ますます増えると思いますので、各銀行の商品の拡充と健全な競争を期待したいところですね。