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<編集部からのコメント>
住宅購入は、ある種、「夢」を買う面があります。マイホームそのものが「夢」であることも多いと思いますが、それ以外にも、とっておきのデザインの家を建てたい、自分の部屋が欲しい、憧れのエリアに住みたい、ガレージ付きの家で毎日クルマを眺めたい等々。
マイホーム取得を機会に長年の夢を実現しようとする人も少なくないのではないでしょうか。
記者の夢はといえば、都心の眺望のいいマンションで、広いリビング、ビューバス、サウナ、ルーフバルコニー付きの物件に憧れますが、一生の間にその夢がかなうかどうか、実現はかなり難しそうであります。
少なくとも「都心」と言う条件を満たすのはハードルが高いですね・・・。
とは言え夢見るのは自由でありますし、貧乏人の論理かもしれませんが、そうやって夢見る間が楽しいという面もあるような気がします。
と言うことで上記記事では、さらに夢心地にしてくれそうな「伝説の家」が並んでおります。まとめると
・マリーナ付き住宅
・ゴルフ場付き住宅
・天空のニュータウン
・豪華な共用施設
・贅の限りを尽くす賃貸住宅
の5つです。十分、夢見心地にしてくれますね。ありがとう(笑)。
ただもちろん冷静に考えた場合、本当に購入に値するのか、住むに値するのかは微妙なところです。水を差す必要はないかもしれませんが、マリーナ付き住宅は、津波や塩害の心配が気になるところからもしれません。
ゴルフ場付き住宅や豪華な共用施設も、その莫大な維持費の一部や全部を住民が負担しないといけないわけで、当然それは生活コストに跳ね返ってきます。
天空のニュータウンも遠くから眺める分には美しいと思いますが、住むには不便な事の方が多いのではないでしょうか。
贅の限りを尽くす賃貸住宅も、それなら買ってしまえば?と思ってしまいますよね。だからこそ「外国人向け」ということなのでしょうけれど。
経済合理性だけを考えれば、毎日使わないものはなるべく「借りる」というスタイルが最適です。マリーナもゴルフ場も共用施設も毎日使えるものではありません。であれば、使いたいときに借りて、使わないときにはお金を払わないというのが一番リーズナブルです。
さらには「借りる」場合も公共施設を使うのがいいですね。こちらは税金が投下されているわけですから安いですし、逆に使わないと税金を払いっぱなし、ということになってしまいます。
記者の「夢」で言えば、ビューバスやサウナは銭湯に行けばいいし、ルーフバルコニーだって近所の広い公園に行けばより開放的で気持ちがいいですね。自分でメンテナンスをする必要もありません。
加えて、マリーナ付きにせよ、ゴルフ場付きにせよ、「天空」にせよ、一般的には立地はやはり悪くなってしまうと思います。職場から遠くなってしまうというわけです。その通勤時間の長さによるロスや負担の増加は真剣に考えるべきではないでしょうか。仮に往復1時間、通勤時間が長くなるとすると、1週間で5時間、1ヶ月で20時間も負担が増えてしまいます。
もったいないですよね。この時間を家族との時間や、自分の趣味の時間に充てたほうが、よっぽど充実した人生を送れそうです。
そんなわけで。
やはり夢は夢のままにしておく方が良さそうですが、どうでしょう?やはりこれも貧乏人の論理でしょうか?(笑)