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住宅金融支援機構は5日、民間金融機関との提携による長期固定金利の住宅ローン「フラット35」の1月の適用金利を発表した。主力の21年以上は取扱金融機関の最低金利が2.14%と前月比で0.07%下降。20年以下も1.86%と前月と比べ0.06%下がった。金利下降は3カ月ぶり。長期金利の低下を反映した。
<編集部からのコメント>
今年、住宅ローンの借入や借り換えを検討されている方にとって気になることの1つは金利動向ではないかと思われます。特に春先のこの時期は、不動産の取引も活発になるタイミングですから、余計金利が気になる方も増えるのかもしれませんね。
その金利動向ですが、上記ニュースによれば、今月のフラット35の金利は3ヵ月ぶりに最低金利が下がったとのことであります。住宅ローンユーザーにとっては良い動きですね!
ただむしろ、昨年の夏以降、株式相場は下がりっぱなしで、景気も低迷する中、金利が上昇していたことの方が驚きといえば驚きと言えるのかもしれません。
さて、そのフラット35の金利算出の元となる長期金利ですが、最近の動きはこのようになっております。
確かに9月以降、金利は一旦、底を打ったかのような動きも見せましたが、足元では1%を下回っており、景気の「体感」や、株価とほぼ連動する形で低下している状況です。また全体的にはまだ金利下落のトレンドを維持しているようにも見えますので、もう一段、金利が下がる可能性は十分ありそうですね・・・。
と言うわけで、金利が上昇するのはもう少しなのではないでしょうか。住宅ローンを検討されている方にとっては、引き続き追い風の状態が続くことになりそうです。
とは言いつつ。
この低金利がこのままずっと続くかと言うとそれもないような気はします。株価と金利は概ね連動するわけですが、では今の8,400円台の日経平均株価がずっとこのレベルを維持するかと言われればそれはないでしょうね。震災やタイの洪水などの影響が徐々に薄まっていく中で、企業業績も持ち直していくものと思いますし、それに連れて株価も上昇するのではないでしょうか。
だとすれば金利もそのタイミングで上昇する可能性はありますね。やはり金利は今が底値に近いのは間違いないと思います。
・・・と言うと、借入を急かすようになってしまいますが、もちろん、物件あっての住宅ローンですし、仮に金利が上昇したとしても、その上昇幅は大したことはないと思います。長い目で見れば、超・低金利の状態はまだまだ続くものと思います。じっくり、焦らず、冷静にご検討いただければと思います。