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<編集部からのコメント>
何かとすれ違うのが男女というものですが、その価値観の違いが最も明らかになるのは一緒に暮らし始めるタイミングではないでしょうか?
別々に住んでいれば、お互いいくらでも「お化粧」できますし、取り繕うのもの、我慢するのも、そして騙してしまうのも比較的簡単です。しかし一緒に住んでしまうとそうはいかないですね。主張するところは主張し、譲るところは譲り、価値観を刷り合わせ行く、気の遠くなる作業が必要になってきます。
そもそも男性と女性とでは、根本的に脳の構造からして違いますからね。考え方や感じ方が異なって当然であります。そうした性差を認識し、受け入れていかないといけません。そしてその過程で、概ね主導権を握るのは女性のような気がするのですがいかがでしょう?ちょっとステレオタイプなイメージでしょうか?
ただ、何の根拠もありませんが、直感的には女性が主導権を握るのは悪くないような気がします。男性諸氏には不都合な真実かもしれませんが。
さてそうした男女の価値観の違いは、当然、住まい選びにも現れるわけで、上記コラムでは主な争点がまとめられております。
全体で見れば、意見が分かれた夫婦と分かれなかった夫婦の割合は51%:49%ということですね。ほぼ半々ということになります。意外に・・・数字が低いですね。もう少し意見が分かれそうなものですが、そうでもないのですね。
ただ意見が分かれなかった夫婦の代表的なコメントは
・お金は僕、間取りは妻で役割分担した(男性)
・主導権は圧倒的に私(女性)
ということで、そもそも男性が「武装解除」されてしまっているようにも見えます。こうした夫たちの本音を聞いてみたい気もしますが、これも無用な争いを避ける生活の知恵の一つなのかもしれません。
気になるのはもちろん意見が分かれた点でして、主に以下のようなものが挙げられています。
・どの駅、街にするか。
・いつ買うか、借りるか。
・予算
・どんな間取りタイプが良いか。
・どのくらいの広さが必要か。
確かにどれも悩ましい問題ですね。具体的に男性と女性とでどういう意見に分かれたかの詳細なデータはありませんが、それぞれのコマの噴出しをつなげるとこういうことになります。
<男性>
「そもそもまだ乗り気ではないが、職場に近い立地で、できれば戸建て。中古で十分。住宅ローンはなるべく小額にしたい。」
<女性>
「今が買いどき。実家近くの郊外で、キレイかつ安心な新築マンションがいい。一生に一度の買い物なので妥協したくない。」
確かに、こう考えている男性も女性も多そうですね。ただ「都心の戸建て」、「郊外のマンション」という組み合わせは少し矛盾しておりますが・・・。
全般的に、多額の住宅ローンを背負い込むことになる男性の方が引き気味になってしまう、というのはあるのでしょう。契約書にハンコを押すときは、清水の舞台から飛び降りるような勇気と覚悟が必要になると思われます・・・。女性諸氏は、ぜひこうした男性たちをいたわっていただきたいものです(笑)。
それぞれの争点に対する、「みんなの解決策」もコメントされておりますが、全体的には「よい物件に出会えたことで解決」というパターンが多いようですね。それはそれで正しい解決方法なのだと思われます。
逆に言えば、そうした意見の違いを乗り越えられる物件が見つかっていない段階では、まだ時期尚早ということなのかもしれません。
加えて、やはり思うのは、こうやって事前に意見をぶつけ合い刷り合わせていくプロセスこそが大事なのだ、ということですね。意見が分かれなかった夫婦の方が、後々問題を抱えることになるのかも・・・しれません。
住めば都ではありますが、一方で、一生に一度の買い物でもありますからね。ぜひ後悔しないよう、しっかり夫婦で話し合っていただきたいものです。