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<編集部からのコメント>
新品にこだわる人は意外に多いと思いますが、記者は基本的に新品か中古品かについて、全くこだわりがありません。クルマはいつも中古車でありますし、オークションなども最大限活用しております。
記者が注目するのはあくまで利用価値でありまして、例えばクルマで言うと販売されて3年も経過すれば、値段は新車時に比べて半分になっていると思いますが、では利用価値が半分になっているかといえばそうではありませんね。経年劣化を割り引いても利用価値は1〜2割減といったところではないでしょうか?とするとこれを半額で買えるというのはお得ですね。
そんなわけで住宅に関しても、新築には全くこだわりません。戸建ての場合、10年もすれば建物の価値はほぼ0になると思いますが、もちろんまだまだ使えますね。とすると住宅も、経済合理性だけを考えれば、新築よりも中古物件の方がお得ということになります。
とは言いながら中古物件にリスクがないかと言うともちろんそんなことはありません。最大のリスクは欠陥住宅をつかまされてしまうことです。売主は個人の場合が多いと思いますので、万が一、そうした場合、十分なアフターケアが期待できるかどうか分かりませんし、特にそうした欠陥が潜在的にあって、購入してから顕在化した場合には、売主も故意ではありませんのでもめる可能性が十分あります。
これがクルマの話なら「高い授業料」として片付けることもできると思いますが、マイホームは一生に一度の買い物だけにそうはいきません。そうした不測の事態への備えについてはぜひ欲しいところですね。
そうしたユーザーのニーズに応えるべく、住宅メーカーであるナイス社が、同社で取り扱う中古物件に対して、事前検査(インスペクション)や補修工事、各種保証などを付加した独自のシステム「ナイスバリュープラス」の提供を開始したようです。具体的には以下のサービスを受けることができます。
・建物事前検査
・既存住宅売買瑕疵保証
・住宅設備機器の保証
・アフターサービスの継承
・住宅履歴システム
なかなか、盛りだくさんですばらしいですね!気になるのはこれらの費用ですが、同社の発表資料によればこういう値段のようです。
・建物事前検査 : 無料
・既存住宅売買瑕疵保証 : 84,000円(5年)
・住宅設備機器の保証 : 11,500円(半年)
・アフターサービスの継承 : 無料
・住宅履歴システム : 無料(10年間)
ざっくり約10万円ということですね!これなら・・・利用してもいいのではないですかね?半年や5年というのはちょっと短いかもしれませんが・・・。
もちろん、多くのケースでは払っただけ無駄になるかと思いますが、マイホームは多額の費用がかかるだけに安心料と考えれば決して高くないと思います。万が一の場合には当然、対応してもらえるわけですし。
ぜひこうしたサービスが広がっていくことを期待したいものですね。中古住宅派の記者としても普及を祈りたいと思います。