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<編集部からのコメント>
11月となりました。2012年もいよいよ終盤戦ですね。やり残したことがないか、バタバタする12月の前に少し振り返ってみてもいい時期なのかもしれません。記者は手付かずのことだらけですが・・・。
9月・10月とやや落ち着いていたようにも見えた住宅市場・不動産市場も、例年は来月のボーナスや来年3月の引越しシーズンをにらみ、ここから徐々に盛り上がってくる時期ですね。
もしかすると年末に「今年やり残したこと」の1つとしてマイホーム選びを進める、なんて方も多少はおられるかもしれません。
そうした節目のタイミングである11月の気になる住宅ローン金利の動向と言えば、全般的に少し低下しましたね!すばらしいことです。上記記事でも指摘されているように、メガバンクは5年もの〜10年ものの住宅ローン金利を概ね0.05%程度、引き下げたということです。
具体的な住宅ローン金利のレンジは以下のようになっています。
■2012年11月の住宅ローン金利状況(実質金利)
・変動金利 :0.865%〜2.675%
・10年固定:1.240%〜3.70%
・20年固定:1.920%〜3.45%
>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら
やはり先月の金利と比較すると10年もの金利の最低金利が少し低下しています。メガバンクの動向と同じ動きと言えますね。
今月はこのような金利の低下を除けば、特に大きな動きはありませんでしたが、注目は引き続き、当サイトでも人気の住信SBIネット銀行が先月から実施した新しいキャンペーンで、3年もの固定タイプの金利を大きく引き下げています。
何と0.75%ですね。住信SBIネット銀行の住宅ローンは、他行の保証料並みの手数料がかかってしまうのが難点ですが、それを補って余りある魅力的な金利設定となっています。固定期間終了後の金利優遇もまずまずですね。
当初、少しでも低い金利で住宅ローンを借りたい方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
>>>住信SBIネット銀行の3年もの固定タイプの金利優遇はこちらから
さて、今月の住宅ローン金利は概ね低下したわけですが、これはなぜかと言えば市場の金利が低下したからですね。具体的には「長期金利」と呼ばれる10年もの国債金利が低下したためです。
では最近の長期金利の動きはどうなっているのでしょうか?
■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)
4月以降、見事に金利が低下してきたことが分かりますね。特に7月は0.7%台前半と、空前の低金利となりました。全般的には金利は低下トレンドの中にいるということですね。
ただ足元では0.7%後半で小康状態になってきていることがわかります。少なくとも金利がどんどん下がる状況ではなくなってきたような気がするのですがいかがでしょう?
金利は経済の体温のようなもので景気が上向けば上昇し、景気が下向けば低下するものですが、世界経済の減速が指摘される一方で、最大の経済大国であるアメリカでは好調な経済指標が相次ぎ、むしろ徐々に復調してきているようにも見えます。
大統領選が終わり、市場の「様子見ムード」が払拭されれば、株価も景気も金利も上昇トレンドに変わっていく可能性もあるのではないかと思っています。あくまで可能性、ですけれど。
金融緩和により金利がどんどん下がるかと期待していましたが、もしかすると意外に底堅く推移する可能性もありますね。
理由としては別のところかもしれませんが、30年などの超長期の金利は上昇しているというニュースも見ました。実際、上記記事の通り、三井住友銀行は今月、「20年超35年以内の金利」を0.02%引き上げた、とのことです。
焦る必要はもちろん全くありませんが、一方で「待っていれば金利が下がる」、という状況ではなくなってくる可能性もある、という点は頭の片隅に入れておいていただければと思います。
最後に、長期金利の過去10年間の推移を振り返ってみるとこのようになっています。
■長期金利グラフ(グラフ期間:10年)
すでに金利は十分低いことが分かりますね。今後、住宅ローン金利が多少下落したとしても、今よりはるかに条件がよくなることは考えにくい状況です。
未来の住宅ローン金利の動向を正確に予測することは不可能である以上、どこかでエイヤっと決めることが重要と言えるのかもしれませんね。
これから住宅ローンの借り入れや借り換えを検討されている方は参考になさってください。