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[今月の住宅ローン金利動向]
6月の住宅ローン金利は急上昇 長期金利の動向に注目

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2013年6月4日

時事通信

金利下げ競争に転機=住宅ローン差別化急ぐ−大手行




※抜粋

<編集部からのコメント>

6月となりました。先月のこの時期にも書きましたが、不動産取引のピークは2月〜3月でして、4月〜5月の住宅ローン市場は繁忙期が終わったあとの小休止になるかと思っていましたが・・・予想に反しかなり過熱している感があります。

その発端はもちろん、4月4日に発表された黒田日銀による、「異次元の金融緩和」策の発表ですね。

安倍総理が標榜する「アベノミクス」が狙っているものの1つに、大規模な金融緩和により金融市場にマネーをあふれさせ、長らくデフレが続いている日本経済をインフレに変えていく、というものがあります。インフレとなればデメリットもある一方で、モノや土地、株の値段が上がっていくことから経済が活気付き、バブル崩壊以降20年以上に渡って続く不況から回復できる、という見立てですね。

思惑通り、インフレ経済へと変わっていくのか、景気が本当に回復していくのか予断は許さないものの、少なくとも金融緩和が行われれば、強い金利低下圧力となることから、短期的にはさらなる金利低下による景気の底上げ効果が期待できます。

実際、昨年末以降、こうした金融緩和への「期待」が膨らみ、最も代表的な金利指標であり、住宅ローン金利とも関係の深い長期金利=10年もの国債金利も大きく低下してきました。

では具体的に、市場の期待を上回る金融緩和策が発表された後の長期金利の推移はどうかと言うとこうなっています。

■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)



何と!長期金利は低下するどころかむしろ大きく上昇しているのですね!特にサプライズとなったのは発表直後の4月ではなく、5月中旬の金利上昇で、0.6%台から0.9%台へ一気に0.3%も急上昇しました。日中の取引時間内では1%に到達したこともあったのではないですかね?

異次元の金融緩和が発表されて金利が上がる、というのは何とも不可解な現象ですが、市場での国債取引の7割とも言われる量を日銀が買い取ることで、市場参加者が及び腰となり売買が細ってしまったところに、投機的な動きも加わり、こうした混乱・動揺が生まれたのではないかと思っていますが、果たして真実はどうなのでしょうか?

結果として6月の住宅ローン金利は、こうした金利上昇を受けて、軒並み上昇することになりました。固定金利タイプを中心に概ね0.2%〜0.3%程度上昇したのではないでしょうか?住宅ローンの借り入れや借り換えをご検討の方の中にはサプライズを通り越して、ショックを受けた方もおられるかもしれませんね・・・。

ただし、こうした金利上昇に日銀が無策なわけではなく、金融緩和に伴う国債買入について頻度などをより柔軟にしていくと発表してから、長期金利は低下の兆しが出始めています。

また、突発的に金利が上昇したとは言え、金利水準自体はまだまだ歴史的な低金利を維持しています。焦らず、慌てず、今後の金利の推移を見守りながら、冷静に住宅ローンの検討を進めていただければと思います。


[2013年6月の住宅ローン金利]

ここで6月の住宅ローン金利をチェックすると、上記の通り期間10年〜30年などの固定金利を中心に全般的に住宅ローン金利は大きく上昇しました。

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

フラット住宅ローンも、フラット20の金利が概ね+0.20%、フラット35の金利が概ね+0.22%と5月に比べ大きく上昇しています。

>>>最新のフラット35の金利はこちら(楽天銀行)

では一般的な住宅ローンはと言うと、いつものように当サイトで人気の住信SBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の、5月と6月の住宅ローン金利を比較するとこのようになっています。

住信SBIネット銀行

 ・変動金利  : 0.865% → 0.865%
 ・3年固定  : 0.710% → 0.810% (+0.10%
 ・10年固定 : 1.180% → 1.530% (+0.35%
 ・20年固定 : 1.940% → 2.290% (+0.35%
 ・30年固定 : 2.070% → 2.420% (+0.35%

 >>>最新の金利はこちら

三菱UFJ銀行(実質金利)

 ・変動金利  : 1.275% → 1.275%
 ・10年固定 : 1.600% → 1.800% (+0.20%
 ・20年固定 : 3.650% → 3.900% (+0.25%
 ・30年固定 : 2.670% → 3.000% (+0.33%

 >>>最新の金利はこちら

やはり、軒並み上昇していますね・・・0.1%〜0.3%程度上昇していることになります。概ね長期金利の上昇分だけ、住宅ローン金利も上昇していることになりますね。

ちなみに皆さんお気づきの通り、変動金利タイプについては長期金利の影響をほとんど受けないことから、どちらも魅力的な水準が維持されています。こうやって変動金利タイプと固定金利タイプの「金利差」が広がってくると・・・再度、変動金利人気が再燃してきそうですね。

さて当サイトで一番人気の新生銀行の6月の住宅ローン金利は以下の通りです。

新生銀行

 ・変動金利  : 0.980% → 0.980%
 ・10年固定 : 1.600% → 1.750% (+0.15%
 ・20年固定 : 2.100% → 2.200% (+0.10%
 ・30年固定 : 2.500% → 2.600% (+0.10%

 >>>最新の金利はこちら

新生銀行も全般的には金利は上昇していますが、ただ上昇幅は上記2行と比較すると控えめですね。金利上昇局面ではありますが、やや強気な金利設定と言えるのかもしれません。

加えて新生銀行は、今月から「借り換えキャンペーン」を開始しており、このキャンペーンを利用すれば変動金利タイプも含め、10年固定金利タイプなどの金利が0.1%優遇されます。これを加味すると新生銀行の今月の金利はこうなります。


新生銀行(借り換えキャンペーンを利用の場合)

 ・変動金利  : 0.980% → 0.880% (−0.10%
 ・10年固定 : 1.600% → 1.650% (+0.05%

変動金利タイプの場合は、先月よりむしろ金利が低下する、ということになりますね。住宅ローンの借り換えをご検討の方は注目です。

なお、新生銀行は、金利だけでなく、万が一の時の保障や返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力していますね。住宅ローンを検討される際にはそうした付加価値についても合わせて比較検討されてはいかがでしょうか。


[今後の住宅ローン金利の動向]

気になるのが今後の住宅ローン金利の動向ですが、上記の通り「異次元の金融緩和策」発表後の混乱により、急上昇してきた長期金利ですが、日銀が柔軟な国債買入方針を発表してから、徐々に落ち着きの「兆し」が出始めてきました。

あくまでまだ「兆し」ですので、このまま日銀の思惑通り、再度金利が低下に向かうのかどうかは分かりませんが、住宅ローンをご検討の方には歓迎すべき傾向だと言えます。

そもそも金融緩和によって金利が上昇するというのは・・・やはり違和感がありますからね。

一方、毎回ご案内しているように長期金利の2000年からの推移を振り返ってみると「別の懸念」も出てきます。

■長期金利グラフ(グラフ期間:10年)



上記の通り、前回の景気回復が始まった2003年には、長期金利は0.435%の最低金利をつけた後に急速に上昇し、1.5%前後にまで、実に1%近く上がったことが分かります。

仮に今後、景気回復が順調に進むのであれば、金利についても同じ様に+1.0%程度上昇する可能性がある、ということですね。

今のところ、慌てたり、焦ったりする必要は全くありませんし、逆に言えば、デフレ構造が染み付いた日本では金利が上昇したとしてもその程度、とも言えます。

加えて実際に試算してみれば、住宅ローン金利が1%上昇したとしても毎月の返済額の差はそれほど大きくはありませんが、住宅ローンをご検討の方はそうした長い目で見た場合の金利上昇リスクを、頭の片隅に入れて着実にご検討を進めていただければと思います。


[今月の住宅ローン金利レンジ]

最後に、今月の具体的な住宅ローン金利のレンジをチェックするとこのようになっています。

■2013年6月の住宅ローン金利状況(実質金利)

 ・変動金利 :0.865%〜2.675%
 ・10年固定:1.530%〜3.80%
 ・20年固定:2.200%〜3.95%

 
>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

やはり先月の金利と比較すると今月は、10年固定金利も20年固定金利もどちらも上昇していますね。参考になさってください。

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