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住宅ローン関連ニュース:
住宅ローンの平均返済期間、返済額、返済負担率、
そして・・・みんなの負担感は?

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2016年7月21日

先日からご案内している国土交通省の「住宅市場動向調査」の要約も(当サイトとしては)いよいよ佳境となってきておりますが、今回は住宅ローン利用者のみなさんの借り入れ条件について探っていきたいと思います。

まず住宅ローンの平均返済期間はこのようになっています。



これまた物件別の集計結果ですが、それほど大きな差はないですね。30年前後に集中しています。実際には25年から35年の間で分散しているのかもしれませんが、いずれにしても返済期間に関しては基本的には「なるべく長い期間借りる」という傾向があるのは間違いなさそうです。

言い換えれば定年の目途である60歳や65歳で完済しようとされている方というのは少数派、ということになります。

その点ではこれから30年ローン・35年ローンを組もうとされている方にとっては勇気づけられる結果と言えるかもしれませんが、ただし別の調査によれば借り入れ条件はともかく実際の返済期間は約14.4年ということになっています。

>>>みんなは住宅ローンを平均14.4年で完済しているってホント?最新調査

つまり当初の借り入れ期間の半分くらいで返済してしまっている、ということですね。積極的に繰り上げ返済したり、退職金などを活用して一括返済している方が少なくないということではないかと思います。

もちろん、借り換えによって返済している人も一定割合いて、こうした方々は別の金融機関から引き続き住宅ローンを利用しているわけで、「完済」とは言えないわけですが、それを考慮しても平均20年くらいで完済しているのではないですかね?

記者の周りでも知らない間に住宅ローンが終わってしまっている人は少なくないです。

そうしたわけで借入期間はともかくとして、実際の返済にあたっては20年くらいで完済できるペースをご検討いただければと思います。

なお、物件ごとにそれほど大きな差はないと申し上げましたが、それでも中古住宅を購入した方の借り入れ期間は相対的に短く、マイホームを堅実な資金計画に基づいて購入した様子がうかがえます。好感が持てますね!

次に住宅ローンの年間返済額と返済負担率は物件種類ごとにこうなっております。



これまた物件種類ごとに大きな差があるわけではありませんね。年間返済額は103万円〜134万円となっており、ざっくりみなさん毎月10万円ほど住宅ローンを返済している計算です。

また返済負担率はもっと近接しており、注文住宅の21.8%を除けば、おおむね「18%前後」ということですね。これから住宅ローンを借りようとされている方はこの「返済負担率=18%」という水準を頭の片隅に入れておいていただければと思います。

年収が400万円であれば72万円=月6万円、年収が600万円であれば月9万円ということですね。「返済負担率」で検索すると

・金融機関の基準は25〜40%

・目安として30%程度

という記述がありますが、実際にはそれよりもっと低い値になっているというわけですね。これまた好感が持てる調査結果と言えます。

全般的に堅実に見えるこうした借り入れ実態ですが、では住宅ローン利用者の「負担感」はどのようになっているのでしょうか?これまた物件別にこうなっております。

<注文住宅>



<分譲戸建て住宅>



<分譲マンション>



<中古戸建て住宅>



<中古マンション>



大まかな傾向は同じように見えますが、「非常に負担感がある」+「少し負担感がある」=「負担感あり」とするとその割合は物件別にこうなっています。

・注文住宅 : 負担感あり/67.1%
・分譲戸建て住宅 : 負担感あり/66.5%
・分譲マンション : 負担感あり/66.7%
・中古戸建て住宅 : 負担感あり/55.8%
・中古マンション : 負担感あり/53.1%

しかし数字に直すと差が目立ちますね!負担感としては注文住宅>分譲住宅>中古住宅という強弱感ですが、これって・・・上記返済期間との相関がありそうですね。並べるとこうなります。

・注文住宅 : 負担感あり/67.1% → 返済期間/31.8年
・分譲戸建て住宅 : 負担感あり/66.5% → 返済期間/31.3年
・分譲マンション : 負担感あり/66.7% → 返済期間/30.1年
・中古戸建て住宅 : 負担感あり/55.8% → 返済期間/27.7年
・中古マンション : 負担感あり/53.1% → 返済期間/28.3年

完全に一致・・・とまでは行かないまでも、返済期間が30年を超える注文住宅や分譲住宅で負担感が強く、返済期間が30年を下回る中古住宅で負担感が相対的に低い点を見ると、この「返済期間」が心理的な圧迫要因になっている様子がうかがえます。

他方、直接的な負担の実態を表す「返済負担率」との相関はなさそうな点が興味深いですね!つまりは心理的な負担となるのは「実際の負担」ではなく「将来的な負担」ということになります。

だとすれば上記の通り、多少無理をしてでも繰り上げ返済などを活用して20年くらいで完済してしまおうとするのも理解できますね。

というわけでこの調査結果が正しいのだとすれば、住宅ローンの借り入れの際に慎重になるべきなのは「返済期間」と言えます。1年でも1日でも借り入れ期間を短くするよう資金計画を練ってみてはいかがでしょうか?

参考になさってください。


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