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毎月大体残り3営業日くらいになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、すでに11月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2016年11月の住宅ローン金利予想]
据え置きも12月以降再低下する可能性あり
11月の住宅ローン金利は「概ね据え置きになる」可能性が高いと予想しました。
次に11月のフラット35の金利については以下の通り予測しております。
>>>[2016年11月のフラット35金利予想]
前月比−0.03% フラット35表面金利1.03%?
まとめるとこうですね。
・フラット20金利 : 0.95% → 0.93% (−0.02%低下)
・フラット35金利 : 1.06% → 1.03% (−0.03%低下)
こちらは多少低下すると予想しております。
では本題に戻って報道内容をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年11月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.875% → 0.875% (据え置き)
・10年固定 : 0.600% → 0.600% (据え置き)
・20年固定 : 2.600% → 2.600% (据え置き)
全期間「据え置き」ということですね。当サイトの上記予想は来月については「当たり」ということになりそうです。手前味噌で恐縮ですが・・・。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年11月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.075% → 1.075% (据え置き)
・10年固定 : 0.800% → 0.800% (据え置き)
・20年固定 : 2.800% → 2.800% (据え置き)
次にみずほ銀行の11月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2016年11月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.275% → 1.275% (据え置き)
・10年固定 : 1.350% → 1.350% (据え置き)
こちらも「10年以下は据え置き」ということですね。
最後に人気の住信SBIネット銀行の金利は、親銀行である三井住友信託銀行の金利を当てはめるとこのような予想です。
◆住信SBIネット銀行の2016年11月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.497%〜0.568% → 0.497%〜0.568% (据え置き)
・10年固定 : 0.500% → 0.500% (据え置き)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらも据え置きだと言うことです。ただしあくまで予想ですのでご留意ください。
なお住信SBIネット銀行の「借り換え」向けの変動金利はこのようになっています。
◆住信SBIネット銀行の2016年11月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利(借り換え) : 0.497% → 0.497% (据え置き)
数多くある住宅ローン金利の中でも最低水準ですね!借り換えを検討されている方は要チェックです。
いずれにしても11月の住宅ローン金利はどうやら予想通り「概ね据え置き」ということになりそうです。
ちなみに上記グラフをご覧いただいてもわかるように、9月の「金融緩和枠組み変更」の発表後、長期金利は−0.05%前後の狭いレンジ内の中で安定的に推移しています。
長期金利の誘導目標を「0%」に置いた日銀からすればやや不満かと思いきや、黒田総裁はこの金利水準を「0%程度の範囲内そのもの」と明言したようですので完全なお墨付きを得たことになります。
とすると期待に反して住宅ローン金利は「当面据え置き」となるのですかねぇ。実際、上記の通り11月の住宅ローン金利はまさにそのような状況となりそうです・・・。
もちろん仮にそうなっても、既に十分低い住宅ローン金利の水準を考慮すれば、「低金利がずっと続く」という点で歓迎すべきものなのかもしれませんが。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
概ね連動している、ということですね。参考になさってください。
みなさんが来月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>