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久しぶりの住宅ローン金利タイプ別シェア調査!
断トツ人気はやっぱりあの金利

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2017年2月6日

これまで2、3ヶ月に一度は取り上げてきた住宅ローンの金利タイプ別シェアに関する調査ですが、最近はすっかりご無沙汰になってしまいました。

と言うのも毎月この金利タイプに関するアンケート結果を発表してきた住宅金融支援機構ですが、2ヶ月に1回となり、3ヶ月に1回となり、ついにはほとんど発表しなくなってしまったからですね。

そうしたわけで久しぶりに住宅金融支援機構の金利タイプ調査を思い出してみると、最も新しいのは2016年6月発表となっております。「年3回実施」とのことで4ヶ月に1回の頻度のはずですが、もう8ヶ月も経過しております・・・機構内の時間の流れ方はわれわれ下々のものとは異なるのでしょうか。

それはともかくその時の調査結果はこうなっていました。



・変動金利:38.7%
・固定期間選択型:25.3%
・全期間固定型:36.0%

ということですが、これまで何度もご案内してきたようにこれは全く「あり得ない」数字ですね。変動金利がこんなに少ないわけはありませんし、全期間固定型がこんなに多いわけがありません。

多少、住宅ローンに関するデータを注意して見ている人なら誰でも気が付くような、デタラメな数字をよく臆面もなく発表できるものだなぁ、と呆れていたわけですが、ただ住宅金融支援機構は全期間固定型の代表格ともいえる「フラット35」の「総販売元」ですからね。こうした「大本営発表」も販促ツール、マーケティングツールとしては欠かせなかったのでしょう。

とは言いつつ、公的機関ですからデタラメだとしても根拠は必要で、このようなおかしなシェアになる元凶は借入先別の金利タイプをチェックすれば一目瞭然です。



担当者自身が破線でチェックしているのが皮肉ですが、「都銀・信託銀行」の変動金利が38.2%と異様に低いのですね!当時のメガバンクの変動金利シェアは9割近かったかと思いますので、恐ろしくデタラメです。

つまりはこの数値がデタラメなために、全体の結果もデタラメになっていた、ということですね。

さてだいぶ前フリが長くなってしまいましたが、その住宅金融支援機構が久しぶりに住宅ローン金利タイプ別シェアを発表しています。・・・となるとまたデタラメかと思ってしまいますが、今回のデータはそれなりに信頼できます。というのも上記アンケート結果が利用者に対するネット調査であるのに対して、こちらは金融機関に聞いたものだからですね。

さすがに金融機関からの回答を改ざんしてしまうことはないと思います・・・。

というわけでその結果がこちらになります。



住宅金融支援機構自身がほぼ同時期の自らの調査結果をあっさり覆しているのがシュールですが、2015年度=2016年3月期の住宅ローン金利シェアはこういうことですね。

・変動金利:61.8%
・固定期間選択型:33.3%
・全期間固定型:4.9%

36.0%だと言っていた全期間固定型金利が実際には4.9%ということだったわけですから泣けてきます。民間銀行がこの数字を吹聴していれば間違いなく「誇大広告」です。

そして例の「借入先別の金利タイプ」についても、これまたこっそり覆していますね。



ちょっと字が小さくて恐縮ですが、「都銀・信託」の変動金利型のシェアは64.7%ということで他の業態と比べても明らかに高いですね!「今更」という気もしますが、より正確な情報が浸透するのはもちろん良いことです。

また、住宅金融支援機構側もさすがにマズイということでネット調査を元にしたアンケート結果の公表を休止しているのでしょう。いきなりシェアが正しいものに変わっても説明がつきませんしね。

なおこの金利タイプ別調査に関してかなり気になったのが地域別のデータです。



つまり・・・地域によって選ばれる金利タイプがかなり異なるのですね!首都圏(南関東)や近畿圏では変動金利が8割を超えている一方で、北陸は4.0%、北海道に至っては何と0.8%です!

もちろん金利タイプ選びに「正解」などないのですが、一方で顧客の金利タイプ選びに「地域差」が出るのは釈然としません。「金利が低いほど良い。」というのはどこの地域であろうと共通のニーズなはずですからね。

恐らく、各地域の金融機関がどの金利タイプを「イチオシ」にしているかでこうした違いが生まれているのでしょうけれど、利用者からすればそれが本当に得な金利なのかどうか、慎重に判断された方が良さそうです。

最後に。

上記の通り、一般的な金利タイプのシェアとしては概ねこのようなものだと思われます。

・変動金利:6割
・固定期間選択型:3割
・全期間固定型:1割

ただし、2016年1月末のマイナス金利政策発表以降の大幅な金利低下によって固定金利の人気が高まっているのも間違いないと思います。その点では今期=2016年度=2017年3月期の金利タイプのシェアはこういった感じでしょうか。

・変動金利:5割
・固定期間選択型:4割
・全期間固定型:1割

フラット35なども含めるとここまで行っているかもしれません。

・変動金利:4割
・固定期間選択型:4割
・全期間固定型:2割

その点では、集計上仕方ないのかもしれませんが、今頃2015年度のデータを見せられてもちょっと古いですよね・・・。もう少し発信頻度を高めてもらいたいものです。

もちろんデタラメな数字ならいりませんが。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

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