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住宅ローン関連ニュース:
マンション価格・戸建て価格の推移を
グラフでチェックしてみよう

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2017年5月22日

近々、住宅購入を検討されている方々にとって気になる住宅価格の動向ですが、いつもご案内している国土交通省の住宅価格指数はこのように推移しています。



これは2010年の平均価格を100とした時の、マンション・戸建て住宅・住宅地の推移ですが、非常に対照的な動きになっているのが一目瞭然ですね!とにかく上昇が目立つのがマンションで、2013年のアベノミクス開始以降、素直に反応してスルスル上がり、今や130を超える水準です。つまり、約4年半で概ね3割以上上昇したということです。

ちなみにそのマンションのグラフを良く見ていただくと、昨年秋以降ジワジワ低下する局面もあり、個人的には「さすがにマンション価格もピークアウトかな?」と思えたわけですが、2017年に入り再度ガクンと上昇し、どっこいこれまでの上昇トレンドが維持されております・・・。

すでにマンションをお持ちの方はハッピーかもしれませんが、これからマンション購入を検討されている方には逆風ですね。

また一般論から言えば「上昇したものは下がる」わけで、いつまでもこうした上昇が続くものでもないと思います・・・おそらく。再びどこかで100近辺まで戻るのだとすれば、こうした上昇は危なっかしくも見えます。十分ご注意ください。

なおそれと対照的なのが戸建て住宅と住宅地で、こちらはこの10年間、100前後をウロウロしておりましてほとんど上昇も下落もしていないことが分かります。こんなに違いがハッキリ出るのも珍しいのではないかと思いますが、マンション価格が「高すぎる」と感じておられる方は戸建てもご検討ください。

・・・と、ここまではいつもの話なのですが、「100」や「130」と言われても今一つピンとこないという方のために、より具体的なデータをご案内したいと思います。 まず1つ目は東京カンテイ社が公表している「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格別推移」ですが、これは中古マンション価格が「70平方メートル」換算されていますので分かりやすいですね。具体的にはこうなっています。



確かにこちらも2013年あたりを底にして上昇しているわけですが、「130」と言われるより「3,568万円」「2,109万円」「1,675万円」と言われた方が実感が湧きます。

しかし地域によって同じ70平方メートルでもこんなに差があるのですね!中部圏は首都圏の半分以下です・・・。生活コストだけを考えればリタイア後も首都圏に留まるのは合理的ではなさそうです。

なお念のため2013年〜2014年の最低値から直近の上昇率を計算してみるとこうなります。

・首都圏 : 2,763万円 → 3,568万円 = +29%
・近畿圏 : 1,796万円 → 2,109万円 = +17%
・中部圏 : 1,453万円 → 1,675万円 = +15%

これまた、結構な地域差がありますね。値上がりがそれほどでもないという点からも首都圏より中部圏の方が好ましいと言えそうです。

ちなみに地域差をより実感するのがこの主要都市別の価格推移です。



繰り返しになりますが、同じ「中古マンション70平方メートル」でもこれだけの差があるのですね!東京23区にマイホームを持つのは中古マンションであってもかなり難しくなっているということでしょうか。

経済合理性だけを考えれば千葉に住んで東京に通勤するのが一番良さそうです。もちろん千葉県内にも地域差があるのでしょうけれど。

さてここまでが、中古マンション価格の話でしたが次に戸建てを見ていきたいと思います。同じく東京カンテイの「三大都市圏&福岡県の新築一戸建て住宅価格平均価格推移」はこのようになっています。



こちらはなぜか期間が2年ということで物足りないですが、それでも落ち着いて推移しているのは一目瞭然ですね。首都圏で見ると2年前が3,433万円だったのに対して足元では3,530万円ですから、多少上昇していると言っても+3%と誤差の範囲内です。

次に「中古一戸建て住宅価格」はどうなっているかと言うとこうなっています。



やはりこちらも全体的には落ち着いて推移していますが、ただ新築戸建てと比較すればやや上昇しているでしょうか?

同じく首都圏で見ると2,927万円だったものが3,173万円ですから+8%とそれなりに上昇しています。新築より中古の方が値上がり傾向にあるというのはとういうことなのでしょうね?相対的に中古戸建ての方が良い立地にあるということでしょうか?

あるいは新築より中古の方が面積が広いのかもしれません。こちらは上記マンション価格の推移と違って面積補正されておりませんのでその可能性も多少はありそうです。

なおその点では、東京都に限って言うと新築戸建て平均価格が4,544万円なのに対して、中古戸建てが6,387万円と明確に逆転現象が起きていますね!東京都では「中古戸建てが高嶺の花」という何だか訳の分からない状態になっています。

一部の高額物件が平均値を押し上げている可能性も十分ありますが・・・。

結局のところこのように実額を見てしまうと、「東京でマイホームを購入してはいけない」という気になってきますね。

もちろん今後も東京は人口流入が続くでしょうから資産価値の維持が期待できますし、「生活の質」という点からも通勤時間は短ければ短いほど良く、その点では東京にお勤めの方は東京に住めるのに越したことはないですが、とは言いつつ上記のような「価格差」に見合ったバリューがあるのかどうか冷静に検討してみても良さそうです。

加えて前段の話に戻りますが、マンション価格がかなりの勢いで上昇している点にもご留意ください。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

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