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毎月月末近くになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、すでに10月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2017年10月の住宅ローン金利予想]
2ヶ月連続の金利低下は微妙な状態に
10月の住宅ローン金利について、「固定金利は概ね据え置きとなる」と予想しました。
次に10月のフラット35の金利については以下の通り予測しております。
>>>[2017年10月のフラット35金利予想]
機構債金利は前月と変わらずも制度変更によりフラット35は1.36%?
まとめるとこうですね。
・フラット20金利 : 1.02% → 1.28% (+0.26%上昇 ※団信込)
・フラット35金利 : 1.08% → 1.36% (+0.28%上昇 ※団信込)
こちらは主に制度変更により上昇すると予想しています。
では本題に戻って10月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2017年10月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.775% → 0.775% (据え置き)
・10年固定 : 0.750% → 0.750% (据え置き)
変動金利も10年固定金利も「据え置き」ということのようです。
4月に10年固定金利を大幅に引き上げた三菱UFJ銀行ですが、5月には逆に大幅に引き下げ、6月には再び引き上げ、7月はまたまた引き下げ、8月は引き上げ、そして9月は引き下げということで・・・全く足腰が定まりませんでした。
その点では来月=10月はようやく腰が落ち着くということですね。おそらく11月は再び金利が変動するものと思いますが。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2017年10月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.975% → 0.975% (据え置き)
・10年固定 : 0.950% → 0.950% (据え置き)
他の大手銀行が「据え置き」で追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の10月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2017年10月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.800% → 0.800% (据え置き)
・10年固定 : 0.975% → 0.975% (据え置き)
こちらも変動金利・10年固定金利ともに「据え置き」ということで、三菱UFJ銀行と全く同じですね。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2017年10月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.444 → 0.447%〜0.477% (+0.003%〜+0.033%上昇)
・10年固定 : 0.640% → 0.720% (+0.080%上昇)
・20年固定 : 0.980% → 1.070% (+0.090%上昇)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらは意外にも全面的に上昇ということですね!親会社である三井住友信託銀行の住宅ローン金利は変動がないようですので、あくまで住信SBIネット銀行自体の「事情」ということになりますが・・・「獲得強化月間が一旦終了した」ということでしょうか。
あるいは8月末〜9月頭にかけての「10か月ぶりのマイナス金利」で申込が集まりすぎて少し調整したいということなのかもしれません。
真相は分かりませんが、住信SBIネット銀行の金利上昇は例外だとすると、10月の住宅ローン金利は「概ね据え置き」ということになりそうです。予想としては上記の通り「固定金利は概ね据え置きとなる」としたわけですが、今回はスッキリ「当たり」となることを・・・期待したいと思います。
なお、すでに10月の住宅ローン金利が発表されておりますので、上記3銀行の10月の金利は確定です。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
概ね連動してきたわけですが・・・ただ最近ではややその相関関係が崩れてきているようです。その最たるものは三菱UFJ銀行ですね。
10月の住信SBIネット銀行の金利もやはり違和感がありますが・・・。参考になさってください。
みなさんが10月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>