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[確定!2018年4月の住宅ローン金利動向]
固定金利は引き下げと据え置きで分かれる

このページでは、今月の住宅ローン金利の動向についてご案内します。
2018年4月2日

■1988年からの長期金利の推移




4月となりました。新年度の始まりですね!

このタイミングで新生活が始まる方も、そして新居での暮らしが始まる方も少なくないと思います。そうした方々が公私ともに充実した日々を過ごされることを祈っています。

ただ新生活も、新居も、そしてマイホームに不可欠な住宅ローンも、ゴールではなくスタートです。特に住宅ローンについては借りる前と借りてからで色々考え方が変わって当然です。もし今の住宅ローンについて「実はあまり有利でなかったかも?」と思われたら、早めに借り換えなどの対策を取られることをお勧めしたいと思います。

住宅ローンは金額も大きく、期間も長いですからね。早め早めの対応が最終的には大きな改善につながっていきます。

となると気になってくるのが住宅ローン金利の動向ですが、まずはいつものように金利環境をチェックしていきたいと思います。

これまでの金利動向を振り返ると、上記グラフの通り基本的には右肩下がりだったわけですが、特に2016年1月末に発表された「マイナス金利政策」の影響で大きく低下しました。

ただ一方で2016年秋以降は一転してジワジワ上昇してきていますね。そのキッカケは2016年7月末に発表された「追加金融緩和」が期待外れに終わったことです。同時に検討が発表された「金融緩和の総括」に対する懸念もあったのかもしれません。

さらに2016年11月のアメリカ大統領選挙においてトランプ氏が勝利したことでアメリカの金利が上昇し、それにつられる形で日本の長期金利はさらに上昇しました。

ではその後の日本の長期金利はどうなっているかと言うと・・・2017年以降はそうした金利上昇も一服し、極めて安定的に推移していることが分かります。いきなり「無風」状態となったわけですね。



細かく見ても1ヶ月前は「0.045%」で今日は「0.050%」ですから、わずかに上昇しているものの「ほぼ変わらず」ということです。やっぱり安定していますね。

いずれにしても金利が低位安定しているのであれば、住宅ローン利用者としては安心できるわけですが、その背景にあるのは日銀の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」、別名「イールドカーブコントロール」です。

これは「日銀が直接的に市場金利をコントロールしていく」金融政策ですが、この枠組みの元で現状の長期金利の操作目標は「0%」に設定されています。今のところその「0%」は具体的に「−0.1%〜0.1%の間」と考えられています。

実際、長期金利の動向を見てみると、2016年9月のこの「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」発表以降、その「−0.1%〜0.1%の間」に収まっていることが分かります。



2017年2月3日には長期金利は一時「0.15%」まで上昇し、節目である0.1%を超えましたが、日銀がすかさず「無制限の指値オペ」を実施したことですぐに0.1%以下の水準まで低下しました。また2017年7月7日にも一時「0.10%」を超えましたが、これまた指値オペで金利が低下しています。2018年2月2日には3回目の指値オペが実施されましたが、やはりその後金利は低下しています。

上記の通り本日の長期金利の値=「0.050%」も、やはり「−0.1%〜0.1%」の範囲内ですね。

この日銀の「金利コントロール力」が確かなものであるのなら、新たな金利上昇要因が現れたとしても長期金利は+0.1%を超えることはなく、住宅ローン金利も大きく上昇しない、ということになります。

他方で「長期金利は−0.1%を下回ることもない」ということでもありますから良いことばかりではありませんが、しかし住宅ローン金利はすでにこれ以上下がるのは困難なレベルまで下がっていますからね。その点では「金利上昇リスクがない」ことの方がありがたいと言えそうです。

そのような金利環境を理解した上で、具体的に三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行の大手銀行=メガバンクの4月の住宅ローン金利をチェックするとこのような結果となっています。

・変動金利 : 据え置き
・10年固定金利 : −0.05%低下〜据え置き
・20年固定金利 : −0.05%低下〜据え置き
・30年固定金利 : −0.005%低下〜据え置き

長期金利は1ヶ月前と比較してほぼ変わらずという水準ですが、ただ先月下旬までは低位で推移していたこともあり、固定金利については「据え置き」と「−0.05%程度引き下げ」で分かれました。

ちなみに先日の当サイトのコラムでは「4月の住宅ローン固定金利は−0.03%程度の金利引き下げが広がるが、メガバンクを中心にキャンペーン的な金利引き下げは終了する」と予想しました。

今月の金利据え置きの動きが「3月までの住宅ローン貸出の積極姿勢の終了」を意味するなら、外れたということはなさそうです。手前味噌で恐縮ですが。

>>>[4月の住宅ローン金利予想/改訂版] 固定金利は−0.03%程度引き下げへ


[2018年4月の住宅ローン金利]

上記ご案内したように、メガバンクの4月の住宅ローン金利は

・変動金利 : 据え置き
・10年固定 : わずかに引き下げ〜据え置き
・20年年固定 : わずかに引き下げ〜据え置き
・30年年固定 : わずかに引き下げ〜据え置き

と言った動きになりました。

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

具体的な金利をチェックしていくと、フラット35・20の金利は別のコラムにて既にご案内しておりますがこうなりました。

・フラット20金利 : 1.29% → 1.30% (+0.01%上昇
・フラット35金利 : 1.36% → 1.35% (−0.01%低下

>>>最新のフラット35の金利はこちら(楽天銀行)

先日のフラット35・20の金利予測では

・フラット20金利 : 1.29% → 1.28% (−0.01%低下
・フラット35金利 : 1.36% → 1.34% (−0.02%低下

と予想しました。こちらは特にフラット20については丸っきり外しました・・・反省です。

>>>[4月のフラット35金利予想] 前月比−0.02% フラット35表面金利1.34%?

次に民間の住宅ローンをチェックすると、いつものように当サイトで人気の住信SBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の、先月と今月の住宅ローン金利の推移はこのようになっています。

住信SBIネット銀行(住宅ローンWEB申込コース)

・変動金利  : 0.439%〜0.457% → 0.439%〜0.457% (据え置き)
・10年固定 : 0.770% → 0.740% (−0.03%低下
・20年固定 : 1.160% → 1.110% (−0.05%低下
・30年固定 : 1.240% → 1.190% (−0.05%低下

>>>最新の金利はこちら

三菱UFJ銀行保証料を加えた実質金利)

・変動金利  : 0.975% → 0.975% (据え置き)
・10年固定 : 1.000% → 1.000% (据え置き)
・20年固定 : 3.000% → 3.000% (据え置き)
・30年固定 : 1.590% → 1.590% (据え置き)

>>>最新の金利はこちら

住信SBIネット銀行は期待通りの金利引き下げ、そして三菱東京UFJ銀行改め三菱UFJ銀行は懸念していた通りの金利据え置きということですね・・・。

さてこちらも当サイトで人気の新生銀行の4月の住宅ローン金利はと言うと以下の通りです。

新生銀行

・変動金利  : 0.600% → 0.600% (据え置き)
・10年固定 : 1.100% → 1.100% (据え置き)
・20年固定 : 1.550% → 1.550% (据え置き)
・30年固定 : 1.700% → 1.950% (+0.25%上昇

こちらはなぜか金利引き上げですね・・・どうしてしまったのでしょうか。ただ「新しく住宅を購入される方向け」のキャンペーンが提供されており、それを利用すれば金利はこのようになります。

新生銀行

・変動金利  : 0.600% → 0.550% (−0.05%低下
・10年固定 : 1.100% → 1.050% (−0.05%低下
・20年固定 : 1.550% → 1.500% (−0.05%低下
・30年固定 : 1.950% → 1.900% (−0.05%低下

>>>最新の金利はこちら

なお新生銀行は、万が一の時の保障や返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力しています。住宅ローンの金利や手数料だけでなく、そうした付加価値についても目を向けてみると、また違った住宅ローン選びができるかもしれませんね。ちなみにこのサービスは日経新聞が選定した新商品・新サービスの中で、最優秀賞を受賞したようです。

また、10年以上経過すると徐々に金利が下がっていき、最大で50%ダウン=半分となる金利タイプ「ステップダウン型金利」の発売を開始しています。ユニークですね!長期固定金利の住宅ローンの利用を考えている方は参考にしてみてください。

[2018年5月以降の住宅ローン金利の動向]

気になる今後の住宅ローン金利の動向ですが、上記の通り当面は日銀の「金利操作」によって長期金利は概ね「−0.1%〜0.1%」の範囲内で推移するものと思われ、住宅ローン金利もまた大きく上昇することも大きく低下することもなく、「細かな金利変動にとどまる」と考えられます。

実際のところ、足元の長期金利は多少の上下動はあっても全体的には極めて安定的に推移しているわけですからね。来月=5月の住宅ローンは基本的には今月と同じく「大きな変化なし」ということになりそうです。

ちなみに。

今後の「本格的な」金利上昇の可能性を考えると、カギとなるのは物価です。政府や日銀は、物価上昇=インフレの状態にするためにあらゆる金融政策を取っているわけですが、景気回復と相まっていよいよ本当にインフレになってくれば、頼みの綱である「異次元の金融緩和」も縮小に向かいますので、実需と金融政策の両面から金利上昇の機運が高まることになります。

では足元の物価動向はと言うと、多少上昇しているものの金融緩和を縮小・終了させるにはまだまだ力不足です。

そうでなくても少子化が続く日本で本当にインフレとなるのか疑問を感じなくもありません。最近の物価動向は以下の通りです。



政府や日銀が目指すように日本経済が本格的なインフレ経済に変貌するとしても、時期としてはかなり先のことであるのは間違いなさそうですね。

ここでいつものように長期金利の2000年からの推移を振り返ってみたいと思います。

■長期金利グラフ



このグラフから「金利上昇の教訓」を探ろうとすれば、前回の景気回復が始まった2003年に長期金利は0.435%の最低金利をつけた後、急速に上昇し、1.5%前後にまで実に1%近く上がったことが分かります。

仮に今後、景気回復が順調に進むのであれば、金利についても同じ様に+1.0%程度上昇する可能性がある、ということを示唆しております。

今のところ、慌てたり、焦ったりする必要は全くありませんし、逆に低金利が常態化した日本では「金利が上昇したとしてもその程度」とも言えるわけでむしろ安心しても良いという気すらしますが、とは言いつつ住宅ローン金利が低いのに越したことはありません。

住宅ローンをご検討の方は、そうした将来的な金利上昇リスクを頭の「片隅の片隅」に入れていただければと思います。

なお。

今後の金利を予測する際に気になるのが、金融市場において「2018年後半には日銀が金融正常化を目指して長期金利を0.2%程度引き上げるだろう。」という見通しがかなり浸透しているという点です。

日銀の黒田総裁はこうした見通しを強く否定しておりますが、多くの市場関係者が同様の見通しをコメントしている以上、住宅ローン利用者としては意識しておいた方がいいのかもしれません。

仮に金利が上昇したとしても「+0.2%」ということですし、そもそもその確度も不明ですが、金利引き上げの可能性がある以上、早めに住宅ローンの検討を進めた方が良さそうです。

「本格的な金利上昇」はまだまだ遠いものの、「細かな金利上昇」の可能性はゼロではないということですね。

[今月の住宅ローン金利レンジ]

最後に、今月の具体的な住宅ローン金利のレンジをチェックするとこのようになっています。

■2018年4月の住宅ローン金利状況(実質金利)

 ・変動金利 :0.439%〜2.675%
 ・10年固定:0.61%〜3.80%
 ・20年固定:1.11%〜3.00%

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

やはりこうして見ると、今まで考えられなかったような、極めて魅力的な金利水準ですね!

長期金利も住宅ローン金利も「史上最低水準」であるのは間違いありません。多少の金利変動に一喜一憂せず、着実に超低金利のメリットを享受いただければと思います。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

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