※当サイトには広告リンクが含まれています。
9月も末日ですね!主要銀行の10月の住宅ローン金利を速報としてご案内したいと思います。
先月もご案内したように日銀は7月末の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロールによって「−0.1%〜+0.1%」のレンジ内に抑え込んできた長期金利の変動幅を「−0.2%〜+0.2%」に拡大することを発表しました。
これまで長期金利は何度もこの「+0.1%の天井」にトライしてきた経緯がありますので、実質的には「変動幅拡大」というよりは「金利上昇容認」ですね。長期金利は今後0.2%に向かって上昇していくものと思います。住宅ローンの固定金利も同様に上昇していくでしょうからご注意ください。
一方で短期金利については引き続き「マイナス水準」を維持するということですので、期間10年未満の住宅ローン金利、特に変動金利については現状の水準を維持することになりそうです。ますます変動金利の人気が広がりそうですね。
ではその後の長期金利はどうなっているかと言うと、直近の動きをチェックするとこのようになっています。
8月はなぜか一時低下傾向にあった長期金利ですが、9月に入ってからはジワジワ上昇していることが分かります。今のところ0.12%ということでまだ従来の上限である0.1%前後の水準ですが、上記の通り0.2%に向かって上昇していくとすると、あと+0.08%程度の金利上昇リスクについては頭の片隅に入れておいていただければと思います。
ちなみに、当サイトでは10月の住宅ローン金利について以下の通り予測しました。
>>>[2018年10月の住宅ローン金利予想]
長期金利の上昇ペースは意外に遅く、変動も固定も据え置きへ
10月の住宅ローン金利は、「変動金利タイプも固定金利タイプも据え置き」としたわけですね。
次に10月のフラット35の金利については以下の通り予測しました。
>>>[2018年10月のフラット35金利予想]
前月比+0.03% フラット35表面金利1.42%?
具体的にはこうですね。
・フラット20金利 : 1.31% → 1.34% (+0.03%上昇)
・フラット35金利 : 1.39% → 1.42% (+0.03%上昇)
では実際にはどうかと言うと、先行して発表した金融機関によれば10月のフラット35/20はこういうことのようです。
・フラット20金利 : 1.31% → 1.33% (+0.02%上昇)
・フラット35金利 : 1.39% → 1.41% (+0.02%上昇)
>>>[速報!2018年10月のフラット35金利]
フラット35=1.41%、フラット20=1.33%
フラット35もフラット20も微妙に外しましたね・・・残念です。
では本題に戻って10月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2018年10月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.525% → 0.525% (据え置き)
・10年固定 : 0.800% → 0.800% (据え置き)
長期金利は上昇したものの、上昇幅がそこまで大きくなかったからか10年固定金利は据え置きという判断ですね。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2018年10月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.725% → 0.725% (据え置き)
・10年固定 : 1.000% → 1.000% (据え置き)
他の大手銀行が追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の10月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2018年8月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.825% → 0.825% (据え置き)
・10年固定 : 1.100% → 1.100% (据え置き)
こちらも据え置きとなっています。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2018年10月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.428%〜0.457% → 0.428%〜0.457% (据え置き)
・10年固定 : 0.860% → 0.860% (据え置き)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらも同様の動きですね。
そうしたわけで10月の住宅ローン金利は今のところ「変動金利タイプも固定金利タイプも据え置き」と言うことで、手前味噌ではありますが概ね当サイトの予想通りの展開となっております。
なお、すでにこれら3銀行の10月の住宅ローン金利は発表されておりますので確定です。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
2017年は違和感だらけだった三菱UFJ銀行の金利もようやく自然な動きになってきました。
一方、住信SBIネット銀行の金利がジワジワ上昇しているように見える点は気になりますね。それでも相対的に低金利であるのは間違いありませんが。
みなさんが10月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>