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[住宅ローン金利予想2024]
住宅ローン固定金利は-0.3%程度低下へ 変動金利は大きな変化なし

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2024年1月4日
あっという間に2024年となりました。過去5年の長期金利を振り返るとこのようになっています。



これまで日銀の金融政策であるイールドカーブコントロールによって低位安定してきた長期金利ですが、2021年3月に「金利上限」がこれまでの「0.2%」から「0.25%」に拡大され、さらに2022年12月に「0.5%」に拡大されたことから段階的に上昇してきたことが分かります。

加えて2023年7月には上限が「+1%」まで引き上げられ、イールドカーブコントロールの形骸化が進んだわけですが、ただ足元ではアメリカの金利低下もあって一旦ピークアウトした形になっています。2024年1月現在の長期金利は0.6%前後です。

動きの激しい2年間だったわけですね・・・。

ちなみに1年前に書いた、「2023年の住宅ローン金利予想」を振り返ってみるとこういうことでした。

>>>住宅ローン金利予想2023

抜粋すると

・固定金利については+0.3%程度上昇

・変動金利については+0.1%程度上昇

と予想したわけですが果たしてどうだったでしょうか?ということで過去1年の主要銀行の10年固定金利の変遷はこのようになっています。



こうしてみると1月→1月では意外と住宅ローン金利は上昇していないのですね!具体的にはこうです。

・長期金利:0.41%→0.62%=0.21%上昇

・住信SBIネット銀行:1.68%→0.94%=0.74%低下

・三菱UFJ銀行:1.05%→1.15%=0.10%上昇

・みずほ銀行:1.85%→1.80%=0.05%低下


長期金利は予想通り上昇した一方で、住宅ローン金利はさほど上昇していないばかりか、住信SBIネット銀行とみずほ銀行はむしろ引き下げています。市場金利の上昇圧力より、競争激化による低下圧力の方が強かったということでしょうか。

その点では「固定金利については+0.3%程度上昇」とした予測は外したと言えそうです。残念です。

変動金利についても大きな変化はありませんでしたので「変動金利については+0.1%程度上昇」 という予想もハズレですね・・・。

では本題である、今年=2024年の住宅ローン金利の予想はどうなるでしょうか?

ポイントとなるのは「日銀の金融政策の変化」と「海外の金融政策の変化」ということになります。

まず前者についてはイールドカーブコントロールについては上記の通りほぼ形骸化しましたので、残る焦点は「マイナス金利の解除」と「ゼロ金利の解除」ということになります。

順番としては当然、マイナス金利を解除してからゼロ金利を解除することになるわけですが、「マイナス金利」については今年の春に解除されることがほぼ確実な状況ですね。

インフレ率は2%を大きく超えていますし、春になれば賃上げも確認できるでしょうから、マイナス金利解除の条件は整います。金融市場の方も「春のマイナス金利解除」をほぼ織り込んでいますので、逆にやるしかない状況と言えます。

ではマイナス金利を解除したら住宅ローン金利に影響があるかと言えば・・・専門家も指摘している通り「影響はほぼない」ということで良いかと思います。銀行の資金調達コストが上がるわけではないでしょうし、上記の通り住宅ローンの獲得競争は熾烈ですからね。

一方、その次の「ゼロ金利の解除」ができるかと言えばなかなか難しいでしょう。ゼロ金利を解除すればいよいよ住宅ローンの「変動金利」が上昇すると言われており、返済額が増えれば現役世代の可処分所得を直撃することになります。

場合によってはインフレが完全に失速し「オーバーキル」してしまう可能性もあるわけで、日銀がわざわざそうしたリスクを背負ってまで金融引き締めをするというのは・・・ない気がしますねぇ。

というわけで、日銀の金融政策の変化としては、「マイナス金利は解除されるけれど住宅ローン金利に大きな影響はない」と予想したいと思います。

次に 後者の「海外の金融政策の変化」ですが、アフターコロナやウクライナ侵攻に伴う急激なインフレも徐々に落ち着き、アメリカでは回数はともかく今年の「利下げ」がほぼ確実な状況となっています。今年はいよいよ金利が下がるのですね!

実際、アメリカの過去1年の長期金利は2024年1月現在、このようなチャートになっています。



日本の長期金利も同様ですが、2023年10月ごろをピークに反落しているわけですね。アメリカのインフレ率が今後目標である2%に向けて下がっていくのであれば、4%前後の金利水準というのはいかにも高いです。インフレ率に歩調を合わせる形で、アメリカの長期金利も下がっていくものと思います。

そして世界の金融市場はつながっていますので、アメリカの長期金利が下がるなら日本の長期金利も下がることになります。

日本の長期金利が下がるのであれば住宅ローン金利も低下します。

というわけで、海外の金融政策の変化としては、「アメリカを筆頭に海外の金融政策が利下げに向かう中で、内外の金利は低下し、住宅ローン金利に低下圧力が加わる」と予想したいと思います。

そうしたわけで2024年の住宅ローン金利予想はこのようにしたいと思います。

・固定金利については−0.3%程度低下

・変動金利については大きな変化なし

予想通り金利上昇局面から金利低下局面へ大きなターニングポイントを迎えることになるのでしょうか?期待はしておきたいと思います。

2024年も皆さんが最高の住宅ローンに出会えることを祈っております。参考になさってください。

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