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1月も末日となりました。主要銀行の2月の住宅ローン金利を速報としてご案内したいと思います。
日銀は2021年年3月の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロールによって「−0.2%〜+0.2%」のレンジ内に抑え込んできた長期金利の変動幅を「−0.25%〜+0.25%」に拡大しました。
さらに2022年12月に変動幅を再拡大し「−0.5%〜+0.5%」としました。
加えて2023年7月には上限が「+1.0%」に引き上げられました。こっそりジワジワ、実質的な「利上げ」が行われているわけですが、過去1年の長期金利の動きをチェックするとこのようになっています。
11月くらいまで右肩上がりで上昇してきた長期金利ですが、そこで一旦ピークアウトし、足元では0.730%となっています。
3月〜4月ごろと目されている日銀のマイナス金利解除が金利上昇要因となる一方で、アメリカの利下げ期待が金利低下要因となっており、両者の間で金利がせめぎ合っているということなのでしょう。
ただ中長期的に考えれば日本の金利は下がっていくものと思いますが。
なお短期金利については引き続き「マイナス水準」で安定的にコントロールされていますので、「変動金利」は今のところ金利変動を心配する必要はありません。上記マイナス金利解除も大きな影響はなさそうです。
ちなみに、当サイトでは2月の住宅ローン金利について以下の通り予測しました。
>>>[2024年2月の住宅ローン金利予想] 変動は据置、固定は-0.1%程度低下
2月の住宅ローン金利の予想は「変動金利タイプは据え置き。固定金利タイプは全体的に−0.1%程度低下。」としました。
次に2月のフラット35の金利については以下の通り予測しました。
>>>[2024年2月のフラット35金利予想] 前月比-0.05% フラット35金利1.82%?
具体的にはこうですね。
・フラット20金利 : 1.39% → 1.32% (−0.07%)
・フラット35金利 : 1.87% → 1.82% (−0.05%)
では実際にはどうかと言うと、先行して発表した金融機関によれば2月のフラット35/20はこういうことのようです。
・フラット20金利 : 1.39% → 1.34% (−0.05%)
・フラット35金利 : 1.87% → 1.82% (−0.05%)
>>>[速報!2024年2月のフラット35金利] フラット35=1.82%、フラット20=1.34%
今回も微妙に外しました・・・残念です。
では本題に戻って2月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2024年2月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.475% → 0.475% (据え置き)
・10年固定 : 1.150% → 0.990% (−0.16%)
・20年固定 : 2.080% → 1.880% (−0.20%)
・30年固定 : 1.900% → 1.700% (−0.20%)
上記の通り長期金利は過去1ヶ月で上昇しましたが、三菱UFJ銀行の主要な固定金利は逆に低下していますね!すばらしい。
他の大手銀行が追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の2月の金利はこうなっています。こちらは保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2024年2月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.825% → 0.825% (据え置き)
・10年固定 : 1.800% → 1.900% (+0.10%)
・20年固定 : 2.350% → 2.500% (+0.15%)
・30年固定 : 2.000% → 2.130% (+0.13%)
こちらは逆に引き下げですね!順当だとは思いますが。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2024年2月の住宅ローン金利(実質・最低金利)
・変動金利 : 0.298%〜0.320% → 0.298%〜0.320% (据え置き)
・10年固定 : 0.940% → 0.968% (+0.028%)
・20年固定 : 1.730% → 1.788% (+0.058%)
・30年固定 : 1.730% → 1.788% (+0.058%)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらはほんのちょっと引き下げという感じですね。
そうしたわけで2月の住宅ローン金利は、今のところ「変動金利タイプは据え置き。固定金利タイプは上げ下げバラバラ。」と言うことで、当サイトの予測=「変動金利タイプは据え置き。固定金利タイプは全体的に−0.1%程度低下。」は外したようですね・・・月初に各銀行の金利をチェックしたいと思います。
なお、すでにこれら3銀行の2月の住宅ローン金利は発表されておりますので確定です。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
局所局所では違和感のある動きもありますが、全体的には長期金利に連動して推移していることが分かります。
みなさんが2月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>