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ファンド数は15本減少の337本、エクイティ総額は20.98%減の2兆7924億円。2年連続で市場規模が縮小し、10兆円の大台を割り込んだ。同研究所がこのほどまとめた「不動産プライベートファンド市場動向」で分かった。
(1)アセットマネジメント(AM)会社の淘汰及び資産流動化事業会社の倒産(2)収益不動産のCF低迷を受けたファイナンス環境の悪化に伴う満期デフォルトの発生(3)AMの交代やリファイナンスにより継続運用となったファンドにおけるLTVの見直しと資産の洗い替えなどを背景に、稼働ファンドの本数が減り、資産の劣化も顕在したことが主な要因。
また、流通市場に魅力的な収益不動産の放出がないこと、要求利回りを満たす投資が実現できないことなどから、私募ファンドの新規組成や既存ファンドの投資拡大はほとんど見られなかったという。